アジアのぬるい風に吹かれて

今日もあのへんにいます

2017年のミャンマー3都市①

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正月をミャンマーで過ごすことになった。ホーチミン編でも登場した、相棒「」と二人の旅だ。

前々から行きたかったのは実はラオスなのだが、ネットで検索したら航空券高すぎで予算オーバー(泣)。ならばということで、いざ未知の国ミャンマーへ。 

ハノイ乗り継ぎで夕方ヤンゴン着。空港での両替とSIM購入は順調。SIMはカタールの業者だった。

翌日早朝に国内線でさらに移動という予定を組んでいたため、今夜は市内中心部ではなく空港付近のホテルで1泊とした。まずは、初ミャンマービアでTと乾杯!うま~

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このホテルのレストランはあまりやる気がなさそうだったので、軽いつまみだけ食べて、明日に備えて寝ようということになったのだが…後で聞いたら、眠れないは、野犬が吠える中を突っ切って、カラオケ屋に行って歌ってきたそうだ (^'^)

マンダレーの少年僧

翌日、1時間半のフライトでマンダレーへ。元々首都だったところで、戦争中は日本軍の司令部も置かれた(当時で言う“ビルマ戦線”)。

ホテルの窓から見下ろしてみると…

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なるほど建物に風格と年月が感じられますね。

なお、みんながスカートをはいているようにも見えるが、この国では民族衣装として男も腰に布を巻きつける。

さっそく、街歩きへ。やけに埃っぽいけれど、ベトナムカンボジアの都市部に比べれば、あそこまでうるさくはない。

東南アジアでは経済発展が遅れ気味の国ゆえ、のんびりな空気がまだ残っている。クラクションが控えめなせいもあるだろう。


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目指すは、観光客が一度は訪れる「王宮」。外国人用入口までホテルから実に3km近く!を延々と歩いた。猛暑期だったら泣きを入れてたところだ。

さて、入口でパスポートを預けるなど、そこそこ厳重なセキュリティのように見えた王宮だが、敷地内には民家があり普通に近所のおじさんか軽トラで走ってくるなど不思議な空間。もちろん、今は王族は住んでいないのであるが。

王宮の内部はこんな感じ(曇天のため写真が冴えない)。ダルそうに犬が寝そべっていたりする。

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続いて、タクシーでウーベイン橋へ。木造では世界最長の橋だそうだ。その上から湖を見下ろす。
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橋のたもとでは、いろんな物を売っている。これは豆のようだ。

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そして少年僧の朝食風景で有名なマハーガンダーヨン僧院。

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たくさんの観光客が見つめるなか、出家して僧院で暮らす少年たちが、自分の食器を抱えて食堂に歩いていく。

ラオスとともに「最後の敬虔な仏教国」とされるミャンマー。ここで見た静謐な光景は、日本でいう仏教とはだいぶ印象が違う。

もちろんこちらは上座部仏教なので、そもそも中国や日本に伝わったものと同じではないのだが、日本ではさらに変質してしまったようにも感じる(お寺の孫として生まれた自分だけにね)。

出家というしくみで、社会が次の世代に確実にその精神を引き継いでいる、とも解釈できそうだ。

マンダレーヒルの眺望

王宮の背後にはマンダレーヒルという丘があり、その上からは絶景、と聞いていたので行ってみた。

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車は途中までしか行けず、こういう寺院みたいなところをひたすら登っていくと…壮大な眺めが現れた。

ここマンダレーはもともとあった集落が発展したのではなく、「仏陀の予言に従って原野を切り開いて作った都」だというが、なるほど納得。アジアの大地だ。

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その②につづく)