2019年のタムコック&ハノイ②
2時間のボート周遊
タムコックとは、ベトナムの言葉で“3つの洞窟”という意味だそうだ。
なるほど、石灰石の地層が雨や川の浸食で削られた結果、独特の景観を生み出し、その一部は洞窟化している。
この奇岩がつくりだす、ちょっと非日常な風景を、ボートで回るアトラクション。絶景で知られるハロン湾の内陸部バージョンだ。
自然の妙を利用して最小コストでお客を集めるあたり、ベトナムの得意技と言えるかもしれん。
基本、足漕ぎです。
折り返し地点あたりでは、地元のおばちゃん軍団の物売り攻勢を受けるので、これから行く人はびっくりしないでね。
こちらは、たまたま同乗した南欧風の青年。めちゃめちゃマイペースだったなぁ ('_')
再びのロンビエン橋!
市内に戻って晩ごはん。ガイドブックでもよく見かけるブンチャーの有名店“ダックキム”で食べることにしたが、これが激混み。
都内の有名ラーメン屋のお昼どきを超えてたね (^.^;
スープに浮かんだ“つくね”(これをチャーという)が美味、と連れが言う。店は、旧市街のほぼ真ん中あたり。二人前の麺と春巻きにビールも飲んで、180,000ドン(約900円)ほどでした。
翌日は、散歩を兼ねてロンビエン橋へ。2016年にも来たのだが、やはりいつ見ても独特の味があって、テンションが上がる。
そして、3年前にはなかった光景。なんと、インスタ映えスポットとなっているではないか!
言葉を聞く限り、地元のハノイっ子だけでなく韓国からも参加しているようだ。築100年超の錆びたこの橋に目をつけるとは、若者たち、いいセンスしてるね (^_-)-
そこに、“危ないぞ〜”とばかりに警笛を鳴らして列車が通る。
ドンスアン市場からホアンキエム湖に向かう通りでは、ナイトマーケット。これは金・土・日のみ開催だ。
さて、市民の守護神である大亀さんにもご挨拶しておくか。お邪魔しておりま~す。
今回は連れがいたので、“ハノイ入門コース”の趣きも若干あるが、やはりこの街には限度いっぱいまでルールをなくした、むき出しの自由があって、それが東京などでは出せない魅力なのだと再認識した旅だった。
どっちが社会主義国なんだか…という気もするね。
★おまけ
ハノイで誰もが訪れる観光地の一つが「旧市街」('Old Quarter')。もともとこのエリアには、金物、布類、家具など、それぞれの専門店が36の通りごとに固まっており、店同士は皇帝や貴族への納品で競っていたらしい(御用達というやつ)。その後、「いい品を買うならあの街だ」と評判になって、国中から客が集まるようになったのだという。