2019年のチェンマイとチェンライ①
何度もタイを訪れていながら、まだ“北方の薔薇”と呼ばれる土地に来ていなかった。そのチェンマイを、ようやく旅することができたのだった。
13世紀から栄えた都
ガイドブックでは、タイ第二の都市、と紹介されているチェンマイ。
(©海外旅行準備室)
実は人口で見れば、首都バンコクにはもちろんのこと、ウドンタニやコラートにも遠く及ばないのだが、“格”というか歴史的な位置づけなら話は別。
街の中はご覧のとおり、タイの普通の風景ではあるが…、
古き時代を伝えるものも確かにある。たとえば、このターペー門 'Thapae Gate'。
かつて、外敵の侵入を防ぐため、王宮の周りにはグルッと高さ2mの壁が設けられていた。そのうち、いくつかが部分的にまだ残っていて、ここはその代表的なスポットだ。
王宮の主人は、13世紀にここを都と定めたランナー朝の王様で、タイ北部の言葉でチェンマイとは“新しい街”のことだという。
バンコクのような喧騒はなく静かで落ち着いている。そして緑が多い。
日本からどうやってここに来るかと言えば、直行便はないのでバンコクで空路を乗り継ぐか、のんびりでいいならバス(12時間)や列車(15時間)という手段もあり。
散策していたらお洒落なコインランドリーを見つけた。全部、白。
そして、この地にたくさんお寺があるなかで最も有名で由緒正しいのがドイステープ寺院。1,000mを越す山の上に建てられている。
あぁ…曇り空のドイステープ
タクシーをチャーター(値段はギリギリと交渉)して来てみると、人もクルマも大混雑。まぁタイ人にしろ外国人にしろ、チェンマイ観光客は必ず見て帰る場所の一つだからなぁ。
こんな感じで、蛇神ナーガに迎えられて306段あるという石段を登ってゆくと…
生きとし生けるものたちが描かれ、
紫の花(ブーゲンビリアらしい)が咲き乱れ、
エメラルドの仏陀。手を合わせます。
あいにくのドン曇りで、絶景ポイントからは何も見えなかったが…(涙)
街に降りてきてビール。これでもうご機嫌、タイ飯も頼んじゃおうかなぁ。
もう少し散歩。ニマンヘミン界隈は人呼んで“チェンマイの代官山”だそうだ。
おっと、こんなの発見。
チラッと見えた看板によると、手羽揚げ以外のおつまみは“59バーツ(およそ207円)均一”。
ホテルまでの帰路、道ばたには秀逸なアート落書き。
まいりました。
なんだか森の中にあるホテルで、庭をリスが走り、何種類もの野鳥の声が聞こえる。まだ夕方だけど、ほろ酔いでこのまま寝てしまおうかなっと (^^)
ちなみに、お宿はこちらです。プライスもちろん庶民的。
現地の人は“サクンチャイ”と発音していた。中心部ではないけど、10分歩くと巨大ショッピングセンター(“MAYA”)あり。
★おまけ 途中で写真に出てくる“LEO ビール”について。まずタイの代表的ビールといったら、シンハー。どこのレストランでも置いてある。だが、この地位を脅かすものとしてタイガービールというシンガポール+オランダ連合軍がぐいぐいと攻め込んでくる。そこでシンハー社が“こっちも大型ネコ科で対抗だ!”とばかりに売り出したのがLEOなのだ。なお注文の際は、“レオ”ではなく“リーオ”と発音しよう。
(その②につづく)