アジアのぬるい風に吹かれて

今日もあのへんにいます

2019年のインレー湖と再びのマンダレー③

午前3時半のオヤスミナサイ

翼よ、あれがパリの灯だ(古いか)。ミャンマー第2の都市マンダレーのバスターミナルが見えてきた。ふぅー、ひと安心。

ん、待てよ。こんな時間に降ろされて、どうしろと?  ファミレスなんかあるわけないしなぁ。異国で真夜中に一人きり、旅行荷物抱えて、行くあてもないって、もはや危険しかない。 経験者のブログを事前に読んだはずなのに、“着いてからどうする”の部分がさっぱり思い出せない…やべぇ。

心中に不安が渦巻いていたところ、バスが停車するやいなや20人くらいの男たちが走り寄ってきて、口々に何か叫んでいる。ホラー映画かよ!

やがて、理解した。みんなタクシーやバイタクの運転手たちで、“俺がホテルまで運んでやるぜ!”とアピールしているのだった。わけのわからん状況 (^^;)。そのうち1台のタクシーで予約してあったホテルへ。

ノックしたら守衛スタッフが中に入れてくれ、やがてフロント担当の青年が出てきた。おそらく叩き起こされたのだろう。こっちは宿泊予定の日の午前3時半に現れたヘンな客。だけど嫌な顔一つせず、ルームキーを渡しながら微笑を浮かべて、“オヤスミナサイ”。しかも日本語!参った。あんたの勝ちだ。

(ここまで写真が1枚もなく、申し訳ありません。撮ってる余裕なんかないって)

2年ぶりの絶景

翌朝。ホテル周辺はこんな感じ。下町というのか、どっぷりローカルで外国からの観光客は見かけない。

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声をかけてきたバイタクのおっちゃんとお話しして、ザガインヒルまで往復20,000Kyat(約1,600円)で交渉成立。Here we go !

ザガインとは、マンダレー近郊にいくつかある古都の一つ。マンダレー自体がヤンゴンから見れば古都(かつての王朝、首都)なのだが、その周りにあった、さらにずっと古い王朝の跡というわけ。

さて、40分かけて丘を歩いて登るのが正しい作法なのだが…暑さに負けておっちゃんに上まで行ってもらった (^^;)。そこには

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ミャンマーなんだから、当然にまずは仏像。そして

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皆さんが頭を撫でていくカエル。願い事が叶うのかな…。

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旧日本軍人の慰霊碑。75年前、ここマンダレーでも、日本とイギリスによる戦闘が繰り広げられた。黙祷。

そして、頂上からの景色が素晴らしい。

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こういう眺めが見たかった。2年前に訪れたマンダレーヒルでも丘の上からの絶景が印象深かったのだが、このザガインヒルも期待を裏切らない。

なお、丘の途中で、出家した青年僧たちが野良犬に食料を分け与えていた。これはつまり、輪廻思想がベースにあり、功徳を積む(=喜捨)ことで来世も人間に生まれ変わらせてほしいという心情でやっている。東南アジアで何気なく寺の敷地に入ったら犬に吠えられたという証言が多いのは、実はこういう事情による。タイの田舎やラオスでも、事情は同じ。

残りの時間は、街に戻ってブラブラ。写真だけ貼っておきます。名づけて“ A Day in Mandalay ”。

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エーヤワディー川に陽が沈む。明日も暑くなりそうです。では、このへんで。 

★おまけ

ニャウンシュエからマンダレーへのスリリングなバスを体験してみたい人は、このサイトでチケット買えます。たしか14米ドルだったかな。飛行機の10分の1ぐらいですね。車酔いしやすい人はしんどいかな〜

myanmarbusticket.com

 

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