アジアのぬるい風に吹かれて

今日もあのへんにいます

2017年のミャンマー3都市②

次に向かったのは、北部の古都バガン

ボロブドゥール、アンコールワットと並ぶ「世界三大仏教遺跡」の一つだ。

仏塔が荒野に点在

マンダレーから1時間ちょっとのフライトで到着。タクシーのドライバーと適当に交渉して市内へ。といっても、荒野を走り抜けた後に、いくつかの宿と商店が集まる場所に出ただけ。

「街」というより「村」。生い茂る草木が美しい。
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我々もゲストハウスにチェックイン後、オートバイを借りて二人乗りで遺跡群へと向かう(この場所でほかにすることはない ^^;)。
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11~13世紀の、こんな寺院や仏塔が数百も点在する不思議な場所。

昔、この国では、戦で王朝が交代するたびに遷都するのが習わしだったそうで、この町も途中で“捨てられ”、放置されていた歴史があるという。

土地も乾燥していて農作に適しているようには見えない。だからこそ、仏教研究の地としてひっそりと生き続けたのかもしれない。

まさかのダウン!

このへんで、自分の体調に異変が…。

実はマンダレーにいる時から、不気味な肩こりや吐き気を感じてはいたのだが、ここバガンでついにアウト。昼間から宿で寝込んでしまうという失態で、およそ12時間、食欲ゼロの状態が続きもうフラフラ。Tにはずいぶん迷惑をかけてしまった。

下痢や腹痛がほとんどないので、食あたりではなさそうだが…。

夕食に出かけるも、パスタがまるで食えず。そしてこの自分がビールを頼まないとは!

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ところでせっかくミャンマーにいるのに、なぜパスタ?と思われるかもしれない。

残念ながら、イギリス領だったという歴史が影響しているのか、ベトナムカンボジアに比べてこの国の料理はちょっとレベルが落ちる(もちろん個人的な感想です)。

滞在中は、こういう当たり障りのない西洋風かタイ料理のどちらかをずっと食べていたのであった。

コンビニは作らないでほしいなぁ

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このような1000年も前の仏教建築物を見るために世界中から人々がやってきて…

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その周辺には、自家製のお菓子(かな?)を売る現地の女性たち。 

この国は、かつては東南アジアでも経済発展の先頭グループを走っていたのだが、第二次大戦そして軍事クーデターから事実上の“鎖国”政策という流れの中、観光のインフラもまだまだこれからという段階である。

だから、こんな素朴さが残っている。

有名な観光地でよく出くわす、カフェやコンビニが並ぶような光景は似合わないよな〜、などと思ったりした。勝手な言い分ではあるのだが、そういう気持ちが沸いてくるので書いておく。

なお、世界遺産には落選。政府がこの土地にゴルフコースを作ろうとしていたことがマイナス評価になったとか。うーん…

ゲストハウスのベッドにはダニがいたらしく、足があちこち赤く腫れたまま、バガンを後にした ^_^; これから行く人、ご注意を。短パンで寝るとやられます。

 

その③につづく)