2019年のタムコック&ハノイ①
10月後半。そろそろインドシナの雨季も開けたかな?ということで、ハノイに行ってみた(これで3度目)。
冒頭の写真は、“夕暮れのホアンキエム湖”。
暑さと喧騒とバイクのクラクション。そして何の交通ルールもない街角 (^.^;
ハノイ中心部の“カオス”は、健在だ。
ホアルーそしてタムコック
到着翌日は、ホアルー&タムコックをまわる 1 day tour に申し込んであった。
朝8時。旧市街のいくつかのホテルを回ってお客をピックアップし、バスは120kmほど離れたニンビン省へと向かって走る。
(ドライブインで休憩あり)
ホアルーとは、西暦900年代後半にようやく中国からの独立を勝ち取ったベトナムが、初めて都を置いた地。
とはいえ、今で言う中部・南部は別の国だったし、独立後も中国の干渉は続いたのだが…
王宮の門。当然、この時代は漢字文化圏だ。
内部は暗いので、写真では紹介しづらいが、相当に古い建物であることは感じられた。旅行ガイドなどでは、よく“ホアルー城”と書いてあるが、雰囲気はホアルー寺に近い。
中国の支配する時代、うっかり“シンチャオ(ベトナム語のこんにちは)”と挨拶すると、家族もろとも首をはねられました。“ニイハオ”と言え、というわけですーー
ガイドが英語だったので、こっちのヒヤリング能力にも限界はあるが、およそこんな話をしていたように思う。なんとも過酷な歴史。
さて、バイキング形式のランチをいただいた後は、サイクリングの時間だ。
日本ではお目にかかれない奇妙な形状の山々と、合間に流れる川。そこを縫うように自転車を漕いでゆく。
ベトナムは都市部の大気がだいぶ困った状態なので、よけいに山間部は空気がおいしい。
おや、ガチョウを発見。
さて、そろそろメインイベント。タムコック=“陸のハロン湾”に向かうとしよう。
なお、この小旅行は、ある人のブログでおススメされていた、 Tinny's travel に手配を頼んだ。もちろん、ハノイ市内には他にいくらでも旅行代理店があるし、各ホテルでも受け付けてくれるはず。相場は35~40$と思われます。
★おまけ
いかにしてこの国はベトナムと呼ばれるようになったか。1800年代、初めて自国内から皇帝が誕生。そのとき“南越”あるいは“大南国”と名乗ろうとしたのだが、中国から見てどちらも都合が悪かったらしく、“越南”としてはどうかと強い要請があり、当時の力関係上、逆らえなかった。この“越南”の読みが、ベトナム 'Vietnam' という呼称の元だ。
(②につづく)