2014年のホーチミン&ニャチャン①
珍しく、二人で旅に行ってきた。相棒は「T」、行き先はベトナム最大の都市ホーチミンだ。
バイクの大群
一応、1年前にも自分はこの街に来ているのでTを案内する格好になった(ブラブラ歩きではなく、珍しく目的地を決めて動いているのは、そういうわけ)。
到着は夜で、適当なバーベキュー店を見つけて夕食。
何の肉を食っているんだか今ひとつ判然としなかったが、まぁ酔ってしまえば気にならない (^.^)
翌朝、ドンコイ通り方面に向かってスタート。ホテル周辺はいわゆる日本人街の一角なのでこんな看板があったり、
その下で誰かが寝ていたりする。
さて、観光客の定番スポットである、中央郵便局&教会に向かう。この街のシンボル的な場所だ。
本日も若いカップルがマリア様の前で挙式後の記念撮影。
背後に見えているグリーンの高層ビルは、この街の経済発展の象徴、ヴィンコム・センターだ。中には高級ブランドのショップが軒を並べているそうだが、あいにくそのへんは興味なし。
ベトナムといえば、バイクの大群。自分も含めてだが、初めて来た日本人はたいてい「これじゃ道を渡れない〜 (>_<)」とビビる。
同時に、歩行者優先などというルールがどの国にもあるわけじゃないんだと改めて気づく。そういうことを知るのも旅なのだ、と思う。
道の横断は、1時間もいれば要領が掴める。むしろ問題は空気の状態だろう。これだけのバイクが走っていれば大気がどういう影響を受けるかは容易に想像がつくし、現地の人々もマスクで自衛しているようだ。
おっと、こちらは1台に若夫婦と子供二人? 気をつけてね。
統一会堂そして ’フーン・ライ’
公園の脇を抜けて統一会堂へ。ここは以前来て気に入ったところだ。
かつての南ベトナム大統領の執務室や軍事作戦の会議室、敵の侵入に備えてわざと迷路にしてある内部の造りなどを見ていると、心中密かにワクワクしてくるのを否定できない。滅多に見られるもんではありません。
大統領の趣味は「狩猟」だったという。
屋外には、レプリカだが戦車も展示。
1950年代のベトナム南北分断は、フランスに対する独立戦争にアメリカが介入してきたことに端を発する。当時のソ連や中国による共産主義化の圧力を食い止めようとしたわけだが、こういう大国同士の思惑でアジアの途上国が振り回された時代だった。朝鮮半島の分断にも同じ構図がある。
午後は、暑さが強烈なので休憩を入れながら、バインミー(ベトナム風フランス式サンドイッチ)の名店を探して歩いたり、ベイタイン市場をさらっと流したり。
バインミーについては、こちらでも書いてみました。
Tが「明日、海を見に行きたい」と言い出したので、有名な“シン・ツーリスト”まで飛行機のチケットを買いに行ったり。
夕方からは、いつものとおり飲んだくれる (^^)/
当ブログでは原則として食べ物屋情報を詳細には書かない方針だが(人によって好みが違うし、面倒)、例外として「フーン・ライ」だけは紹介させてもらいたい。
マリア像から川に向かって徒歩数分のリートゥーチョン通り沿い。
経営者は日本人で、いわゆるストリートチルドレンの子どもたちを教育してウエイターや洗い場担当として雇っているということでも有名。料理はどれを頼んでもハズレなし! 空芯菜の炒め物など、特におススメ。
ああ、うまかった。フーン・ライ 'Huong Lai' とは「ジャスミンの香り」という意味らしい。
さて、明日は海。どうなることやら…。
(その②につづく)