アジアのぬるい風に吹かれて

今日もあのへんにいます

2017年のミャンマー3都市③

ヤンゴンに戻って、残りはあと1日半ほど。

巨大パゴダ

ヤンゴンで観光と言えば、目玉はやはり寺院。中でもひときわ目を引くのが、巨大なシュエダゴン・パゴダだ。

この国の最も知られた仏教シンボルで、ミャンマー国民なら一度は参拝を目指すし、そうすることによって幸福な輪廻転生が与えられるという信仰がある。パゴダとは仏塔(ストゥーパ=日本語では卒塔婆)のことだ。

遠くからでも、100メートルを超すその仏塔の姿がくっきり。

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その中を歩く。ちなみに観光客も土足は許されないので、裸足だ。

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個人的には、金ピカなのは何だか安っぽく感じてしまうのだが、元をたどればインドで始まった由緒ある作法。聖者は金色に輝くと考えられ、また金箔を買って仏像に貼る行為が功徳を積むことを意味したのだという。

ヤンゴンあれこれ

さて、通りを歩くと、ときどきこういうクルマに出くわして「あれ?」となる。f:id:red_red_wine:20170624183818j:plain

壊れにくいところが人気らしく、日本からけっこうな数の中古車が輸入されているのだそうだ。


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こちらはシーフード屋さんかな? ミャンマー語はもはや切れ目がどこなのかさえ、よくわからない…
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イギリス統治だった時代もあるから、ホテルやレストランは英語で大丈夫だが、街の人々の話すミャンマー語はまるでわからず。1週間滞在して覚えたのは「ミンガラバー(=こんにちは)」のみ ^^;

街角には女性の修行僧の一団がいたり、

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路地では家族で食事中。これは東南アジアではおなじみの光景だ。

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下の写真は、ベッドメイクをしてくれたホテルスタッフ。容姿がインドっぽいと思うのも当たり前。この国はインドと隣り合っていて、その影響を強く受けてきた(インド領有を巡ってイギリスと戦争したこともある)。カレーをよく食べるし、ターバンを巻いたシク教徒も見かける。

みなさんシャイな感じで、全体的に、例えばバンコクハノイと比べると、街の人々が今ひとつ観光客慣れしていない感じを受けた。

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ルーフトップバーへ

ミャンマーレディが施術してくれる日本式マッサージ店「Sakura」で血行改善・リフレッシュ(あ、もちろん健全なやつです)してから、毎度おなじみタイ料理の夕食へ。“サティ”こと串焼きをつまみに一杯。

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ほろ酔いで、ルーフトップバー「Yangon Yangon」へも行ってみた。男二人だけど (^.^;

名前からしホーチミンSaigon Saigon Barの真似かな?という気もするが…、それはともかく、タイや中国から旅行に来たらしい若い人たちがあちこちで歓声を上げていて、けっこうな賑わいだ。

サクラタワーという日系大手企業が多く入居する20階建てビルの最上階にある。
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そこからは、こんな夜景が見えた。

夜の風は気持ちいいのだが、ホーチミンに比べれば、うーむ…暗い。この国最大の都市であるこのヤンゴン市内でさえ、まだ停電が珍しくない状況だから、灯りが控えめなのはやむをえないところ。

マッサージ店“Sakura”に、世界20カ国以上を旅して今はここで働いているという日本人女性がいた。彼女によれば、すでにこの街も治安上、警戒を必要とするそうだ。

海外からの投資を呼び込みながら経済の発展にはずみをつけようという局面なのだろう(今いる、このビルだってまさにそうだ)。それは一面で人々をカネへと駆り立て、犯罪を誘発してしまいかねない。うまい具合にはいかないよなぁ‥などと思いながら、ミャンマー最後の夜がふけていった。

 

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