2017年のフーコック島
11日間という自分としてはまとまった休みが取れたので、3つの国をウロウロしてみた。ここではそのベトナム編として「フーコック島の旅」をお届けします。
毎度おなじみナイトマーケット
まず、場所の説明。ベトナムの南端、タイランド湾にぽつんと浮かぶ、淡路島程度の大きさの島である。(下の地図でマルをつけたところ)
一応「国際空港」があるものの、日本からはハノイかホーチミンで乗り継ぐことになる。海の対岸には、当ブログでも紹介したカンボジアのカンポットやケップがあり、実際、船で双方を行き来する旅行者もいる。
…が、国際的に有名かと言えばそうでもない。最も多いのは地元ベトナム各地からの観光客で、日本で言う熱海や佐渡のようなローカル感も漂う。外国人で突出して多いのはロシア。逆に、日本人や韓国人はほとんど見かけなかった。
思いっきりロシアな雰囲気の、こんな看板があったりする。
メインの通りはそれなりに賑やかだが、一方でずいぶん前に閉めたままらしい商店や料理屋も目についた。「景気」は微妙なのかもね。
名物の一つであるナイトマーケットを見に行く。
午後4時でまだ明るいが、人が次第に集まって来る。歩いてみると、こんな感じ。
斜め掛けのバッグと、凶暴な顔をした猿のフィギュア (^^;) を買ってから、夕食。
海そばなので、当然、シーフードが名産なのだが、なぜかこの時は肉をチョイス。上の写真のグラスの奥に見えるのがビーフで、店のお姉さんが石鍋を使って一枚ずつ焼いてくれる。これにヌードルも付けて缶ビールを3本飲んだらお勘定が30万ドン(約1,500円)を超えた。
いや~失敗 (>_<) この国で一人飯にこんなに使っちゃいかんだろう。今夜はもう寝る。
“南の島” 感はまずまず
次の日はビーチと街歩き。
ちょっと残念なのだが、この島は見どころが四方に点在し、交通手段がレンタルオートバイ(自分で運転)かタクシーしかない。オートバイは雨上がりのぬかるんだ未舗装の道で立ち往生することが多いとか。そしてタクシーのメーターは不自然なほど速いペースで上がっていく(あくまで個人の感想です)。
最も美しいのは島の南岸にある“サオビーチ”らしいが、事前にネットで情報を集める限り、そこまで流しのタクシーで行って帰ると60万ドンは覚悟だという。
今回はさらに別の国にも向かう予定のため、ここは節約路線でいくと決めた。歩いて行ける近場のビーチを覗いてみると…、
こんな風景。水平線方面は
しばらくそこに座って波の音と潮の香りを堪能した。
う~ん、やっぱり海はいいね (^-^) エメラルドビーチとはいかないが、“南の島”っぽさはしっかり感じる。ちなみに、夕方同じ場所から撮った“サンセットバージョン”はこちら。
街歩きの写真も貼っておこう。
中国式ではフーコックを「富國」と書くようだ。なるほどね。
これから行く人のためにアドバイス一つ。もし空港のSIM(やレンタルWifi)カウンターが閉まっていても、繁華街に何軒かSIMを扱う店はあるのでご心配無用。ただ、一般に関心は持たれていないので、ホテルのフロントに聞いても「SIM? そりゃ何だい」という反応ではあった。
ホテルに帰ってシャワーを浴びる際に気がついたが、バスマットが“東横イン”ってなんでだ?
さて、そろそろラオスへと移動することにしよう。