アジアのぬるい風に吹かれて

今日もあのへんにいます

2016年のホイアン②

次の日(というか2泊3日なので事実上もう最終日なわけだが)。

思ったより小さい…

例によって早朝6時ごろ、外を歩いてみる。もちろん、まだ商店などは開いていない。今日も猛烈な暑さになりそうな予感…。

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朝食後、改めて来縁橋(別名:日本橋)を見に行く。400年ほど前に日本人によって架けられた橋で、ベトナム国民に親しまれお札にも描かれている――と、ガイドブックにも必ず出てくる。

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確かに、よく見ると屋根部分の装飾などほかにないユニークさだ。

最近の研究では、実はいったん崩れたものを、後年それらしく作り直したのではないかとの説もある。まぁ、それならそれでもいいんだが、入場料を取る割には小さすぎというか、十秒程度で渡り切ってしまうという…。

有名なだけにちょっと拍子抜け感あり。

ずっといたい場所 

さらに歩いていくと、水辺に出た。南シナ海に流れ込む手前の運河(トゥボン川というらしい)だ。水と川辺の建物がおりなすハーモニーが何とも美しい。

ホイアンで最も気に入った場所。ずっと見ていたいと思った。

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ちなみに、交易のあった時代、日本の朱印船も航行していたのだそうだ。ここはホントにおすすめです。

お昼はフォーを食べた(写真ないけど)。すさまじく汗をかくから、塩を効かせたフォーのスープがすみずみの細胞に沁みていく。だからこの国ではみんなフォーを食べるのか、と合点がいった(ホントかいな…)

華僑すなわち中国系による古い建物もたくさんある。歴史的に“出稼ぎ”の多い福建省の人々がこの地にもコミュニティーを築き、発展に貢献したのだそうだ。

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再びメインのバクダン通りに戻って、土産物屋などをのぞく。

なおバクダン 'Bach Dang' というのは、かつて攻めてきた元(今のモンゴル)の軍隊を打ち負かした土地の名で、ダナンやハノイなどベトナムのあちこちに“バクダン通り”が存在するし、有名なアイスクリーム屋さんもある。

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またくるよホイアン

2日目もこんなふうに取りとめもなく過ごした。

気まぐれに歩いただけだが、それでもちゃんと自分にとって快か不快かは嗅ぎ分ける。ここは何だか、言葉本来の意味でアジア的優しさがあって、いいところだ (^-^)
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日が暮れてビールの時間。夕食はホワイトローズにした。

このへんでベトナムでのビール事情について触れておけば、ホーチミンなど南部は‘SAIGON’か‘666’(バーバーバーと発音)がメジャー。北部では“ビールちょうだい”と言うと“HANOI”が出てくる。こちらに実物の写真あります。

基本はこの3種であるが、地元産にこだわらない酔客が“TIGER Beer”をオーダーすることもよくある。念のために言えば、アジアのどこにでもあるこの“TIGER”は、シンガポールの会社。それに対抗して、タイのシンハー社が同じネコ科大型獣ブランドで売り出したのが“LEO”である。
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さて、ホイアンでの晩餐に戻ろう。この地の3大名物料理というのがあって、カオラウ(=スープのないうどん)と揚げワンタン、そしてこのホワイトローズだ。ワンタンにエビなどの具を載せてあり、 “白い薔薇”のように見えるところからその名がついた。

味は、ベトナムでよくある、ニュクマム系の甘酸っぱい感じ。酔っぱらったらしく、写真のピンボケがひどいのはご勘弁。

日焼け跡が真っ赤になって痛いのに加え、半分屋外の食堂だったため、足を蚊に食われて大きく腫れ上がるというおまけもついて、眠るのに苦労する夜となった。

近いうちにもう一度行きたいな。あ、真夏以外で (^_^)ノ

 

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