アジアのぬるい風に吹かれて

今日もあのへんにいます

2017年のカンポット②

カンポットの主要産業は塩や胡椒で、写真でわかるとおり高層の建物もなく、本格的な“都市”には遠い。

そのせいか、人々にはギラついたところがなく、「カネ、カネ」と追い求める雰囲気も漂っていない。首都プノンペンとはだいぶ違う (^^;)

f:id:red_red_wine:20170723073828j:plain

f:id:red_red_wine:20170723073937j:plain

15分も歩いてみれば、不快なぼったくりや、しつこい物売りにつきまとわれる悩みとは無縁だとわかるはずだ。

f:id:red_red_wine:20170727084820j:plain

さて午前中、「ボーコー山」(国立公園)の上まで行ってみようとオートバイをレンタルしたのだが、なんと運転がおぼつかずフラフラ。実は、二輪車は高校生以来35年ぶり!だ。

言葉のわからない国で、事故でも起こしたらたいへん…と考えてすっぱり諦めた。5ドルの損 (>_<) だが、旅に来てまで、楽しくないことを我慢してやる理由はどこにもないよね。

美しきコンポンバイ川

旅行者向けレストランなどは、“リバーサイド”に集まっている。リバーとは、タイランド湾に流れ込むコンポンバイ川のことだ。

うまい具合に天気も回復してきて、絵はがきのようなこんな眺望に出会えた。
f:id:red_red_wine:20170723201040j:image

f:id:red_red_wine:20170723215010j:plain

川には橋が架かり、橋を渡った先にも街は続いている。言ってみれば、川をはさんで東地区と西地区がある感じだ。

中国(台湾かも?)らしき女性二人組とすれ違った以外、本当に東アジアの旅行者を見かけない。ちょっと驚き。

その分、目につくのが欧米からの観光客で、中にはオートバイをレンタルして街を走り回る金髪女子軍団も。
f:id:red_red_wine:20170723202436j:image

この人たち、いつもパワフルだよなぁ ^_^;

絶品イカ炒め

どこかのホテルの前に、洗濯物1kgあたり1ドルなどという看板が出ていた。

f:id:red_red_wine:20170723215350j:plain

前日レストランで食べた焼きそば&ビールもおよそ3ドルだったし、いや〜、暮らしやすい物価。1カ月くらい、読書でもしながらここでのんびり過ごしたくなった。

ネットで「カンポット旅行記」を探してみても、日本語で読めるページはそうたくさんはヒットしない。いろんな意味で貴重な場所だと思う。確かに、“穴場”だ。

いま大規模なリゾートホテルの開発計画があるとも聞くから、それがオープンする頃には街の空気も物価も変わってしまうのかもしれない。

ゲストハウスに併設のレストランで「イカ炒め」を食べながら、そんなことを考えた。味は絶品。ちなみにこの街では、魚介でも野菜でも胡椒で炒めるのが定番だ。

f:id:red_red_wine:20170724052445j:plain

そして宿のマスコット犬。昨夜、9時ごろ帰ってきたら、番犬の本能で吠えてきた。頼りになる奴だ (^-^)

f:id:red_red_wine:20170724061847j:plain

おまけ。今回のゲストハウスはこちら

http://www.nakruguesthouse.com

値段から見て、泊まって損はなし。フロントの男性(オーナーかも)とその娘さん(中学生くらいか。なぜか西洋系の顔立ち)が本当に優しくて、これが本来のカンボジアなんだよなぁと思わせてくれた。

 

その③につづく)